犯罪被害経過日記

犯罪被害の当事者が納得いかないこと、思いや今後の経過を文字で表現します。このブログはノンフィクションです。

事件の経過



お久しぶりに更新します。

あれから精神的にも肉体的にも追い詰められ、弁護士の先生に全てを委任した。


相手の刑事処分は、事件から約3ヵ月で結果が出た。

相手は略式起訴された。


未だに被害弁済は全くない状態。


私は殴られた顔に知覚異常や痛みが残る後遺症になった。

これから民事裁判で損害賠償請求をする。


やっぱり納得出来ないのは、警察の初動。

検察へ書類送検されるまでに、いったい何人の警察官が担当だと言ってきただろうか。

検察官にも『なんでそんなに色んな名前が出てくるの?』と、聞かれる始末だった。


もう終ったことになってしまったが、新聞社に情報提供しようかと考えている。

またかよ!

外科的な治療を受けている段階から、夜は眠れなくなり、いつも出来ていた家事も出来なくなり、事件に関するいつくかのワードを聞いたり見たりすると頭が真っ白になる。

そして、毎日の様に下痢が続いている。


外科的な治療を受けている医師に相談をしたところ、

『ストレスによるものだから、早めに心療内科に行くことをお勧めします。』

と、言われた。


心療内科は何処も予約制で、またまた早めに診てくれる病院があったから、そこへ受診することを決めた。


それが大きな間違いだった。


全ての経緯の話を医師にした。

医師は何か勘違いをしていて、単なる喧嘩と捉えているように感じた。

何度も一方的にと口にしたが捉え方が変わることもなかった。(私の容姿からして先入観でそう捉えられても仕方ないかもしれませんが)

症状については、睡眠薬と不安薬を処方された。


睡眠薬を飲んでも眠れる日あれば、眠れない日ある。

不安薬を飲んでも突如、動悸がしたり、思い出したくもない加害者の顔やその時の感情が思い出されてしまう。

一回だけ試しにと、車の運転をしたら信号機で止まっている時にブレーキを踏む足がガタガタと震えて、運転出来る状態ではなかった。


身近な人に沢山話を聞いてもらって、相手に負担を与えているのではないか、車の運転が出来ないのも自分の心が弱いからではないかと思うようになった。


今の会社(アルバイト)から診断書を提出して欲しいと言われて、医師に診断書を書いてもらうようにお願いをした。


開口一番に医師は、

『アルバイトなのに何故、診断書が必要なのか。』

と、言った。

私は、

『よくわかりませんが、上司から言われて、今後の人事査定に影響するからと言われました。』

と、言った。

医師は、

『アルバイトなのに診断書を書くことは出来ない。』

の一点張りだった。

私は、

『今の状況としては車も運転出来ないし、家事もまともにやれない、睡眠薬を飲んでも眠れない日もあります。アルバイトも早朝で電車がある時間ではないし、とにかく仕事に行けるような状態ではありません。』

と、言った。

医師は、

『トラウマはいつ治るかなんてわからんし、治す薬もない。ただ症状を抑えることが出来るから薬を処方している。あなたは1年も2年もトラウマが消えなかったら仕事をしないと言うことですか。』

と、言った。

私は、

『1年も2年も仕事をしないなんてことは言ってもいないし、早く復帰したいからこの前も車の運転を試しました。

と、言った。

医師は、

『車の運転をした時に頓服薬(抗不安薬)は飲んだの?』

と、聞いたから私は、

『いや、飲んでいません。』

と、言った。

医師は、

『薬を飲んでもその状態になるなら診断出来るけど、薬も飲まずに言われても診断なんか出来ない。それとあなたの症状の話を聞いている限りでは休む必要はない。』

と、言った。

私は、

『だからアルバイトに行くには車で行かないと行けないし、掃除も洗濯ままならない状態です。気持ちの変動も大きすぎてギリギリの状態です。』

と、言った。

医師は、

『それを聞いて車の運転をしていいと私は言えない。

ただあなたは仕事を休む基準には当てはまらないから、ここに通院していることだけの診断書を書くよ。』

私は、

『もうわかりました。会社との約束なので診断書は書いて下さい。』

と、言って診察を終えた。

診断書の内容は、全く読める字ではなく、何が書いてあるのか解読不能だ。


そもそも最初から医師に対して良いイメージはなく、最初から『あんた』呼ばわりをされていた。

あと、不安薬の注意書きに、

『車の運転等は避けて下さい。』

と、書いてあるのに、薬を飲んだ上で運転をしろなんて私には出来ない。


最初から感じてたけど、事件の被疑者と同じ匂いがしていた。


犯罪被害者ハートフルラインに電話をして相談をした。病院を変わることを決めた。

臨床心理士の先生は、

『改めて病院に行ったら、間違いなく症状が出てるから、正式な診断書は書いてもらえますよ。』

と、教えてくれた。


被疑者から始まり、警察のガサツな対応、心療内科のむちゃくちゃなやり取り。

本当に疲れた。

1日でも早く解放されたい。


次回へ続く

検察庁へ書類送検

やっとの思いで事件が検察庁へ書類送検された。


最後に私は担当警察官へ、

『加害者から私に対する言葉は今までありましたか。』

と、尋ねた。


担当警察官は、

『勿論取調べはしっかりさせていただきましたが、あなたに対しての言葉はありませんでした。』

と、言った。


被害者の私は、今までの生活を全て崩された。 

加害者は、今も尚、今までの生活と何も変わらずに暮らしている。


この矛盾を私はどう受け止めたらよいのだろう。


次回へ続く